いよいよ最終日です。
昨日のリザルトを見に行くと、順位は42位。ちょっと下がりました。
昨日のSS9が響いて順位はかなり下がっているかなと思ったんですが、意外と下がらなかったですね。
さて、ブリーフィングでは、山田さんから本日の特別ルール(?)の説明がありました。
今日は規則を厳格に適用します。
特に交通法規は必ず守って下さい。止まる所では止まるように。
しっかりチェックします。
いやー、今日は交通安全日のようです。そう言えば、1stTDNで、I県警様に大量捕縛という記憶が・・・。
ということで、ルールに敏感なTBIエントラントから早速質問です。
ということは、制限速度も守るんですか?
SSER山田さん、ニコッとワラって、
はい。当然です。 (・・・・・だったかな・・・?)
「安全運転!法規遵守!」をスローガンに、続々と出発して行くエントラントたち・・・。
うーんこれはまたこれで感動的ですねえ。
という訳で、先頭が出発し始めて、僕らが時間を持て余し始めた頃、
どこからともなく、こんな声が聞こえてきたのでした。
「下で所持品検査やってるぞー」
いやー、舌の根も乾かないうちに、早速、規則チェックですかあ・・・。いやー、これはSSERさん本気のようです(笑)。
でもって、スタート待ちの皆さん、持ち物チェックの開始です。
一旦預けたダッフルバッグを、また取りに行く人もいたりして、いやー大混乱です。
僕も水の量が今日に限って足りませんでした。
(規定1リットルに対して、700ccの水しか持っていませんでした)
そこで、そこでふと思いついたのが、分別ゴミのペットボトルです。
ゴミ箱から500mlペットボトルを拾い上げ、水道水を詰めて、バッグに詰め込みます。
うーん。これで万全です!
でもって、スタート地点からスロープを50mほど下りて行くと、ウラ情報のとおり、
「はい!所持品のチェックです!」と、オフィシャルに止められました。
お仕事、ご苦労様です〜♪。
でもって、必須携行品を一つ一つチェックして行きます。
アルミシーツ、ホイッスル、ロープ、ヘッドランプ、コンパス、ツーリングマップル、懐中電灯、サイリウム2本、ファーストエイドキット、工具、パンク修理用具、非常食、そして最後に水
はい、OK。チェック完了!!
という訳で、やっとスタートです。
さて、今日は、出発してすぐに、最後のSSです。今日のSSは、昨日のコースの最後の林道を逆に登るルートのようです。
スタートしてから暫くの間は快調に走りますが、途中で何とマジックテープで固定していたマップケースのマジックテープがとれてしまいました。
マップケースがブラブラの状態に・・・。ひえー、この期に及んでトラブルかあ・・・。
SSの道中、道端にバイクを止めてマップケースを再びマジックテープに固定。
しかし、500mも走らない内に、また外れてしまいました。 仕方がないのでまた停車。
後ろからエントラントさんがどんどんやって来て追い抜いて行きます。
ゴールまでは後1km位。マップケースが外れないよう、衝撃を与えないようにゆっくりと走りますが、でも、やっぱり外れてしまいます・・・。
いやー、参りました。今までSSでは一度も外れなかったんですが・・・。
で、マップケースが外れないように押さえながら、何とかSS終了しました。
いやー、最後の最後にマップケースのトラブルかあ・・・。
SSの距離が短くて幸いでした。
最後のSSも走り終えて、もうこれでSSはありません。後は200kmちょっとのリエゾンをこなせば無事に完走です。
もうゴールが見えて来ました。いやー嬉しいですねー。
SSの先、林道をしばらく登ると、素晴らしい景色が広がりました。
しかし、僕のデジカメは壊れているんだよなあ・・・。と写真はあきらめていましたが、
付近の人は皆携帯電話で写真を撮っています。
で、そう言えば僕の携帯にもカメラが付いてたな・・・と言うことに気付きました。
早速撮影です。
林道を登って峠を過ぎたあたりで、またまたマップケースが取れてしまいました。
これは本格的に修理しないといけないと思い立ち、
バイクを駐車帯に停めてマップケースを一旦取り外して再取り付けを開始。
エントラントの皆さんが続々と通り過ぎて行った後、山田さんの車が通り過ぎて行き、
最後に芦別の斉木校長先生の車がやってきました。
バックマーカーでしょうか。
校長先生が、「大丈夫?」と声をかけて下さいます。
「ええ。マップケースがちょっと取れちゃったんで修理中です。もうすぐ終わりますので行っちゃって下さい」
マップケースの修理を終え、スタート。
いやー、朝の林道は空気がおいしいですねー。
またまたフィトンチッドを吸いながらの旅が続きます。
さて、下界に下りて来ると、最初のGSが、またまたTBIエントラントのバイクに占拠されていました。
いやーこれは給油するには、まだまだかなり時間がかかりそうです。
燃料にはまだ余裕があるので、ここはパスして先へと進みます。
すると、数km先に、またまたGSが出現。こちらは給油待ち数台程度なので、
ここで給油します。
で、このGS、何とコイン式の高圧洗車機が設置されていました。
いやー千載一遇の洗車機が、こんな所にあろうとは・・・。
嬉しいですねー。早速洗車してドロを落とします。
いやーしかしこの洗車機、100円で何分使えるんでしょうか?
最初の人が100円投入してから、既に僕で3人目のようです・・・。
僕がドロを落とし終わったあたりで、ちょうど100円分の時間が終了。
いやー、タダでバイク洗車できちゃいました・・・(笑)
その先、国道を暫く走ると、予定外の場所にCP100フラッグが出て来ました。
おやー、何だろう?
で、オフィシャルの説明によると、走る予定だった林道が、通過不能になったと言うことで、迂回の指示を受けます。
説明が終了したので、さて、スタートしようとバイクの方に歩いて行くと、何やら後ろの方で呼び止める声が・・・。
「CPチェック、まだ押してないよーーー」
ここがCP1だったそうです。
いやー危なかったです。そのまま行ってしまいそうになりました。
迂回路は、国道を走りつないで新居浜へ向かうルートです。
#60坂田さんと2台でツーリングモード。
しかし、国道をトロトロと走るのはなかなか辛いです。ちょっと眠くなって来たので、
途中でコンビニに入って休憩。坂田さんもちょうど休みたくなった所だそうです。
プロテクターも脱いで甲羅干しをします。
コンビニでは、#57濱田さんも休憩中でした。
濱田さん、今回も最重量級のGSです。いやーみなさん頑張ってますねー。
暫くすると、オフィシャルの車がコンビニにやって来ました。
「34番の八幡さんいませんかー?」
「八幡さんここにはいませんが、どうしたんですか?」
と聞くと、CP1でチェックを受けておられないのだそうです。
(後で分かりましたが、番頭さん、なくしたウェストバッグの中にトランポのキーも入っていたとのことで、
クルマの鍵を開けて貰ったりして、かなり大変だったそうです・・・)
さて、その先、新居浜からはまた山の中を越えて行くルートです。
166.98km地点から、久しぶりのダート。
で、道はどうも松山市へ向かっているようです。
松山市内でガソリンスタンドで給油しました。
給油が終わったら、スタンドのおばちゃんから、「レースやってるの?」って聞かれます。
「ええ。ラリーです」
って言うと、スタンドのおばちゃん、
「医大の近くにラリーやってる会社があるんだけどそこ?すごい車が一杯。」
っておっしゃいます。
すごい車って、あのカミオンのこと・・・?
医大って言われても田舎モノの僕には良く分かりませんが・・・(笑)
これ、たぶんSSERのことなんでしょうね・・・?
さて、ルートはSSERのある平井の少し手前で右折して、再び山へと分け入って行きます。
そして、216.40km地点の高縄山という山がCP2でした。
CP2にて
いやー、このCP2からの景色も最高でした。
陽光ふりそそぐ瀬戸内海が一望です。
景色をまったり気分でじっくりと堪能した後、出発します。
道は高縄山から北へ下りていく林道のようです。
しかし、まさかこの先にとんでもない悪魔がひそんでいようとは・・・。
いやー、さすがにSSERです。
最初は普通の林道のような道ですが、すぐに、バイク1台がやっと通れる位の、
すり鉢状の登山道のような道になりました。
(後で地図を見たら、歩道マークでした・・・・)
しかも、道はフカフカサンドで、180度のタイトターンが頻繁に現れます。
でも、まあシェルパなら、無敵の足ベタ戦法で、結構ラクラクなんですが、
大型バイクだと、かなり厳しそうです。
500m程下りて行った所で、早速、一台の大型バイクが、林に突っ込んでいました。
フカフカサンドの急傾斜の下りだったので止まり切れなかったのでしょうか・・・。
後ろから来た人も一緒になって、早速みんなで救助です。
いやー、5kmの下りの登山道、楽しかったですねー。
登山道から降りて来た所で、#9山本さんと、#69高橋さんに合流。暫く3人で走行します。
そろそろお昼時で、おなかも空いてきましたので、海沿いの道の駅で昼食に。
ゴールデンウィークもたけなわ。道の駅は行楽の車でいっぱいでした。
で、観光客の人から、あれこれ質問を受けます。
「どこまでいくの?」
(いやー皆さん第一声はいつもこれですねえ(笑))
「今日はしまなみ海道を通ってどこかの島までです」
「この地図すごいねー。こうやって走るんだねー」
と感心されてしまいました。
さて、昼食も終わり再スタート。
この後、大三島のゴール地点まで、ずっと3人でツーリングとなりました。。
途中、暴走族が道を我が物顔で占拠している場面に出くわしたりして、ちょっとイヤな気分になりましたが、
しまなみ海道に入ってからは、もう最高、最高の連発です。
道路公団、最近、みんなでクソミソに言われて悪者扱いですが、
いやー、どっこい、この橋はヒット作ですねー。
よくぞ、こんな橋を作ってくれました。
(お値段はちょっと高いですが)
ここを旅する時は、原付がいいですね。橋の上で止まって景色を眺めることができるのがいいです。
アドベンチャークラスの人がうらやましいです。
大三島でしまなみ海道を下りて、ルートは大三島の海岸沿いの道を走り始めます。
いよいよラストランです。
この6日間の記憶が走馬灯のように去来します。
そして、夕陽に照らされながら、とうとう到着しました。
オフシャルの皆さんの拍手の中、ゴールです!
TBI2005、最高でした。
僕はこの6日間の旅を忘れないでしょう。
このイベントを作られた方、運営された方皆さんに感謝します。
特に、芦別からはるばる来られた、生徒の皆さんは大変でした。
美馬のSSでの救助活動、本当に大変だったことでしょう。
そして、旅を共にした皆さんと、またいつかこの地で会えることを!!
ゴール地点は古い小学校を改築した民宿。いやー懐かしいですね。
表彰式では、4年越しの夢だった完走メダル貰いました。
さて、TBIは終わりましたが、旅はまだまだ続きます。
<今日の一言>
今日は交通安全日