ノーマルのスーパーシェルパで40km/リットルは可能なのか?
(第一話) 今回の課題
ウチの愛車スーパーシェルパ。2002年式で、排気量は250cc。
ツーリングでの燃費はコンスタントに30km/L以上をマークする、比較的燃費の良いバイクである。
街中走行でも25km/L程度とまあまあの値を記録する。
過去の最高記録は、ツーリング中にエコランでマークした36km/Lであるが、かつて40km/L台をマークしたことはない。
そこで、今回の課題、
@シェルパの燃費を改善せよ
A燃費40km/Lを実現せよ
果たしてノーマルのシェルパで、どこ迄燃費を伸ばすことが可能なのか・・・?
次回は具体的な燃費改善策を検討してみたいと思う。
(第二話) 燃費改善策を検討してみる
同じバイクに乗っていても、走る場所や走り方により、燃費はかなり異なる。
燃費を改善するための走り方と言えば、一般的には
・加減速を控え、なるべく定速走行する
・スピードを出しすぎない
・無駄なアイドリングをしない(アイドリングストップ)
という3原則が最も重要であると言われている。
これは、燃費記録を狙うには、基本中の基本と言えるだろう。
これができないようでは、燃費記録はあきらめた方が良い。
という訳で、以下に燃費記録を狙うための、具体的な方法を検討してみた。
●はたいした努力もなく実行できるもの。○は多少の努力が必要なものである。
1.バイクの改良対策
○車体を軽量化する
●アイドリング回転数を下げる
○ガソリン添加剤を使用する
○オイル添加剤を使用する
○タイヤを燃費が良いタイプに変更する
○スプロケットを、低フリクションタイプに変更する
●チェーンに十分給油する
○ハブベアリングをグリスアップし、ころがり抵抗を低減する
○エンジンがオーバークールにならないように、防風対策を施す
(省燃費走行ではエンジンが冷えやすい)
○吸気及び排気系のチューニングを行う
○エンジンのオーバーホール、及びチューニングを行い効率を上げる
2.走るルートを選ぶ
●渋滞や信号がない地域を選ぶ
(例えば、北海道の原野を走る)
●高い所を出発して、低い所を終了地点にする
(例えば、志賀高原をスタート地点として、東京迄走るコースを走る)
○風向きに注意して、追い風の日を選ぶ。又は無風の日を選ぶ。
3.走り方の工夫
●急加速をしない
●車間距離を取り、ムダなブレーキをなるべく踏まない
●スピードを控えめにする
●系統信号の青のタイミングに合わせて走り、なるべく信号にかからないようにする
●信号で停止した際など、アイドリングストップを心がける
●カーブでの減速をできるだけ少なくして、次の加速を少なくする
●下り坂で、エンジンを止めて下る
●アップダウンのある道では、下りで得た慣性スピードを生かして、
登り坂を登り、登り坂での燃料消費を抑える
と言う訳で、早速ファーストトライ。
標高2000mの志賀高原から出発して、下りが多く登りの少ない、田舎道中心に構成されたスペシャルコース。
(予定走行ルート)
出発地点:志賀高原(丸池)−>奥志賀林道−>津南−>十日町−>六日町−>湯沢
−>(関越道)−>水上−>赤城−>大胡−>R17−>熊谷−>東松山:終点
果たして、このスペシャルコースで、どこまで燃費を向上することが可能だろうか?
夢の40km/リットルは実現できるのか?
乞うご期待!
(第三話) チャレンジしてみました
本日の記録:
走行距離:304.5km
消費燃料:7.27リットル
燃費記録:41.9km/リットル
走行ルート:
予定を少し変更。
志賀高原(丸池のESSO GS)−>奥志賀高原−>奥志賀林道−>箕作−>津南−>十日町
−>堀の内−>六日町−>湯沢IC−>(関越道)−>赤城IC−>大間々−>R50バイパス
−>佐野(JOMO GS)
いとも簡単に40km/リットルを突破しました。
ついでに、往路、練馬ー>長野、高速を90km/h巡航した時の燃費も計測してみた。
走行距離:220.9km
消費燃料:6.00リットル
燃費記録:36.8km/リットル
高速道路って、意外と燃費いいですね。
ノーマルのスーパーシェルパで、いとも簡単に40km/リットルを越えてしまったので、
これにて、この企画は終了です。
そこで、次なるチャレンジ。
チャレンジその2 「スーパーシェルパで、45km/リットルは可能なのか?」