4.19 信州の旅
2008.11.1 Sat - 11.2 Sun


名古屋市東区 高岳交差点

名古屋を朝7時に出発。
桜通小川の交差点を左折し、国道19号へ。
休日の早朝、都心の道路はクルマも少なく、気持ちよく走れる。
春日井を過ぎると、道は丘陵地帯へ。
内津峠を越え、多治見、土岐、瑞浪、恵那、中津川と通過し、
道は木曽谷へと分け入って行く。


桃介橋(長野県南木曽町)

名古屋から約2時間。
南木曽にある桃介(ももすけ)橋で休憩。
国道から河原へ降り、バイクのエンジンを切ると、
風はなく、秋の空はどこまでも高い。

以前この橋を見に来たのは、いつだったか忘れる位、昔だが、
橋は通行禁止になっており、ボロボロで廃墟のようであった。
今回のツーリングで、初めて復旧されていることに気付いたのだが、
橋の解説を読んでみると、工事完了は平成6年となっていて、
修理されたのは14年も前ということになる。
思い起こせば、その間、何度かこの橋の横を通過しているはずだが、
気付かなかったなあ・・・。



橋の中央の橋脚につけられた階段を登り、橋を渡ってみる。
橋桁やワイヤーは新しいものに交換されていたが、橋脚や橋柱は昔のままだ。
大正11年築といえば、既に80年余り経過している訳で、
裸打ちのコンクリート橋柱の強度は大丈夫なのだろうか?少し心配にもなる。


道の駅 大桑

南木曽から、再びR19を北上。
遠方に木曽駒ケ岳が見えて来た。
山頂付近は既に冠雪している。


R361分岐 長野県木曽町

木曽福島の町から10km程走った地点で、R361伊那方面へ右折する。
暫くは谷あいの狭い道だが、その内に高速道路のように広く快適な道に変わった。


権兵衛トンネル

長い権兵衛トンネルで、中央アルプスの下を抜けると、伊那谷の田園風景が広がり、
南アルプスの山並みが遠望できる。


伊那盆地

伊那名物のソースカツ丼を食べるため、
中央道伊那ICの近くにあるソースカツ丼専門店「青い塔」へ。


ソースカツ丼 青い塔

AM10:50に到着で、店がAM11:00開店という、丁度グッドなタイミング。
名古屋から来たというご夫婦が1番目で、私が2番目でした。
前にいた1番札の夫婦のご主人から話かけられる。

「わざわざ川崎からカツ丼を食べに来たの?」
結論を言えばそういうことになるのだが、こちらとしてはあくまでも、
ちょうどお昼時に通過した所が伊那だっただけであり、
断じて、これを食べるためだけに来た訳ではない(笑)
「いや、ツーリングの途中でちょっと寄っただけですよ!」

定刻11:00に店が開き、ロースカツ丼980円也を注文。
10分程で出て来た。


ソースカツ丼

一見、普通のカツのようだが・・・。
厚さが3〜4cmある。
ご飯とカツの体積が同じ位なのです(笑)
お味の方は、評判通りなかなかの味で、
量的にもちょうど良かった。
これなら、小食な人でも残さず食べれそう。

さて、腹も膨れたので、少し林道を走って運動しようと、
高遠から茅野方面へ進むつもりが道を間違ってしまい、美和ダムへ来てしまった。


美和ダム(伊那市)

折角だからダムを見て行こうと、ダム横の駐車場にバイクを停めて、
湖を見に行くと、水位がかなり低め。
今年は台風が来なくて雨も少なかったせいだろうか?


林道 鍛冶村線

さて、正しい道に戻った後、
高遠の北東、月蔵山の中腹を走っている林道鍛冶村線へ。
フラットで走りやすい林道だが、
左側がガケになっている区間が長いので、落ちないよう慎重に走る。


ススキの穂が美しい


寂しい林道


風情のある標識
さて、ここはどこでしょう?


町道高峰線

林道鍛冶村線から町道高峰線へ。
前半は林間ルートだが、上の方へ来ると展望が開ける。


町道高峰線(入笠山を遠望)

入笠山はカラ松が紅葉し、道は落葉したオレンジ色の松葉で覆われていた。
この落ち葉は、舗装路では大変滑りやすいので、
コーナーでバイクを寝かせすぎないよう注意が必要だ。
特に濡れた舗装路は要注意。


芝平峠

芝平峠で左折。金沢林道を降りる。


金沢林道

金沢林道は富士見パノラマのMTBツーリングコースにもなっていて、
途中で数台のMTBに出会う。
2年程前に走った時は、結構大きな石も転がっていたように記憶していたが、
路面が、以前よりフラットに感じられた。
MTBが走りやすいように、整備されたのかも知れない。


金鶏金山跡

芝平峠から少し下りた所に、戦国時代の金山跡があった。
武田信玄の時代には金を多く産出していたそうで、
武田の財力を支えていたとのこと。


八ヶ岳(金沢林道から)

金沢林道を抜け、R20号へ出て来たら右折して
すぐの諏訪南IC入口で左折する。



そのまま直進し、諏訪南ICを過ぎると正面に八ヶ岳が見えて来る。


八ヶ岳ズームライン

この道は農道なのだが、大変景色が良いルートだ。
ズームラインの終点を右折して鉢巻道路へ。


長野県道484号 鉢巻道路

鉢巻道路も紅葉が見頃。


長野県道17号 七里岩ライン

小淵沢からは、七里岩ラインへ。
クルマが少なく信号もない快走ルート。
信州方面へのツーリングでは、
R20の代わりに良く使っている。



七里岩ラインの途中に、新しい橋がかかっていた。
最近開通した橋みたいだ。



七里岩を下り、武田橋の所でR20へ入ると、遠方に富士山が見えて来た。


R20 石和付近

3連休の中日ということもあり、甲府市内は結構渋滞していたが、
石和あたりからようやく空いて来た。


笹子トンネル

笹子トンネルを越え、延々と続く渋滞を抜け、何とか21時頃無事自宅へ到着。
ぐるっと一周、総走行距離816kmの旅。

走行データ

 [往路]
 AM10:30出発
 川崎市宮前区→R246→横浜青葉IC→東名高速→沼津IC→R1→豊橋→
 音羽→蒲郡→吉良→碧南→半田IC→知多半島道路→名古屋高速→名古屋市
 PM7:10到着
 走行距離:385km
 所要時間:8時間40分
 平均時速:44km/h

 [復路]
 AM7:00出発
 名古屋→R19→木曽福島→R361→伊那→高遠→林道鍛冶村線→
 町道高峰線→芝平峠→金沢林道→青柳→八ヶ岳ズームライン→
 鉢巻道路→小淵沢→七里岩ライン→韮崎→R20→上野原IC→
 中央高速→八王子IC→R16→町田→R246→川崎市宮前区
 PM9:10到着
 走行距離:431km
 所要時間:14時間10分
 平均時速:30km/h