TOUR de NIPPON 1st (2002/4/28 - 2002/5/5) Report

    

   

 Reg1 4/26 Fri

いよいよ出発。苦労して製作したフロント回り

 

仙台から苫小牧行きフェリーに搭乗。N氏、O氏と宴会中です。

 

Reg2 4/27 Sat

苫小牧港

丘の町 美瑛

静かな美馬牛駅

 

Reg3 4/28 Sun

美馬牛のユースホステルを朝6時に出発

富良野へ

芦別のスタート地点に到着(北日本自動車工学専門学校)したが、まだ営業開始前。

おーい。誰かいないかー?

 

その内に校門が開き、皆さん到着して、思い思いに車検の準備開始。

開会式の後は、学校の校庭(?)でSS。
緑の芝生は気持ちいいが、ドロドロにしてあるので(笑)、
パワーをかけるとすぐに滑る。

無事SSも終了し、浜頓別へ移動。途中美しい湖の夕景に感動。

 

Reg4 4/29 Mon

浜頓別でSS2。
SSのスタートが遅れているみたいで、渋滞です。
SS2はジャリ道を豪快にかっ飛ばすので気持ちいい。

SS2の後は日本の最北端宗谷岬へ移動。
原野にそびえる風力発電機。 最近ずいぶん増えて来ましたね。

宗谷岬はもうすぐ

宗谷岬へ到着!

宗谷岬から稚内へ移動。
本当に天気が良くてポカポカ陽気。気持ちいいです。

稚内からはサロベツ原野を南下。海の向こうに利尻が見える(薄くて見えませんね(笑))

苫前。山の上に風力発電機がいっぱい。

SS3は千歳のオフロードコースでした。
この日の宿は羊蹄山麓の山の家。
千歳からの真っ暗な道を移動する途中、ある地点でICOの表示が暴走。
いろんな数字をグルグルと表示し続ける。
距離が分からなくなりましたが、リセットし、次のT字路で距離セットして無事復帰。

山の家についてみると、皆同じ場所で暴走したことが判明。
心霊現象か・・・と話題になりましたが、
どうも、600何kmかで、ICOがオーバーフローするらしい。
(帰ってから実際に検証してみたら、同じ距離あたりで現象が再現)

Reg5 4/30 Tue

今日は天気が悪い。ポツポツと雨が落ちて来た。
SS4は北海道らしい広いジャリ道。無事、無転倒完走。
ここまで、全てのSSで転倒なし。すばらしい!?

北海道はサクラが満開でしたが、雨で残念。

5号線で雨やどり。hamacさんと一緒に走る。

青函連絡船に何とかギリギリ間に合い、無事乗船。

爆睡の4時間はあっと言う間に過ぎて、青森に到着

青森から十和田へ抜ける道は、道の両側に雪が残る。
雨も降っていて結構寒いので、
途中で温泉に入ろうとしたら、SSERのスタッフらしき人が、
手で×サインを送って来る。
温泉を諦めて再び走り始めると、幸い雨も止んで来た。

青森から十和田湖までは、意外に距離があって、
日もとっぷりと暮れる頃、やっとホテルへ到着です。

Reg6 5/1 Wed

今日は、十和田湖畔のホテルがスタート地点。天候も回復してきた。

ダム湖は雪解け水で満水

石川啄木生家

岩手山の雄大な景色が広がる美しいルート。安全運転に気をつけましょう。

次のSSは、岩手の山の中の林道。
結構狭いので、アフリカではちょいと気を使うが、
無事に無転倒完走。

Reg7 5/2 Thu

裏磐梯の朝。バンガローは氷点下の寒さだった。今日も快晴。

猪苗代湖は鏡のような湖面だった

奥会津にて

田子倉ダムで休憩

奥越後にも春がやって来た

ちょっと寄り道して鏡ケ池 (入広瀬村)へ

新潟から信濃川沿いに長野県に入る。

野沢温泉付近にて。菜の花がきれい。

長野から岐阜へ移動する途中の林道で、オフィシャルに停められる。
予定していたコースが雪で通れないとのことで、迂回路を指示される。
迂回路も一部雪があるらしい。
出発の際、オフィシャルからコメントがある。
「この先雪で道幅1mしかない箇所があるので注意してね!」
問題箇所の雪は大したことはなかったが、
その前後が、結構石がゴロゴロしていて、大変だった。

この日の宿は、郡上八幡あたりのキャンプ場。
裏磐梯から岐阜は、かなり遠く思えたが、意外に早めに着けた。
そろそろ中間地点なので、タイヤ交換を開始するも、
フロントタイヤ交換で、色々と人には言えないような、とんでもない事件が多発。
事前練習していて自信あったのに・・・。
やっぱり練習不足。

Reg8 5/3 Fri

結局、睡眠時間1時間。眠いよーー (*_*)。

しかも、高速道路での移動が多く、余計に睡魔が・・・。
途中、サービスエリアで何度も休んでしまい、
結構時間がかかる。

それでも何とか明石大橋に到着。何か曇って来たなあ。

 

Reg9 5/4 Sat

18時頃、徳島市内に入る。コンビニでいなりを買って腹ごしらえ。徳島から高知は遠かった・・・。
本格的な雨模様となり山間部は濃霧で何も見えない。ようやく剣山スーパー林道の入口へ到着
したのが午前0時。剣山スーパー林道を走り始めたが、2〜3kmほど入った所でオフィシャルか
らストップの命令が出た。

林道の途中でガケ崩れがあり、ガケ落ちした人もいるとのこと。暫く待っていたが、結局スーパー
林道はキャンセルになり、SSERのスイーパー車先導でキャンプ地へ。

高知に入り、道路の左端に屋根のある自動販売機コーナーで休憩。ここには20人位集まっていた。
時刻は午前2時。皆疲れているが、まだまだ元気だ。ここで、キャンプ地直前にあるSSがすごいこと
になっているとの情報が入る。

「死人が山のようにいる・・・」

皆で笑う。笑うしかない。まだ笑う余裕がある。誰も「やーめた」とは言わない。
いよいよSSERの本領発揮か・・・。相変わらず雨は降り続く。個人的には限界に近い。昨日も1時間
しか寝ていないし、今日はひょっとしたら寝れないかも知れない。マキシマムタイムオーバーになるか
も知れない。まあ、色々と心配はあるがここまで来たらなるようにしかならない。

キャンプ地直前にあるSSはヌタヌタの泥道だ。途中で何度かコケる。道を塞ぐ。後ろから来た人に助
けて貰う。もはや自力でアフリカ象を引き起こす力は残っていない。2km進むのに1時間かかり、
キャンプ地に到着したのは草木も眠る午前4時だった。

ああ、夜が明けるー。

後で聞いた所によると、実はSSの途中にヒルクライムがあったらしい。ほとんどの人が通過不能だった
ため、急拠作られたエスケープルートが、この道だったそうだ。エスケープルートも2種類あったみたいだ
が、僕の走ったルートはどうも一番簡単なルートだったみたいだ。
でも、そのエスケープルートですら僕には難しかった (笑)

徹夜で待っていてくれたオフィシャルから麦茶と夕食(朝食?)のカツオのたたきを貰う。全く寝ていない
が、麦茶を飲むとちょっと元気が出て来る。

嬉しいことに、高知は今日も雨だ。睡眠1時間で3日目に突入。リタイヤの4文字が目の前にチラチラする。
周囲を見回すと、ゾンビのような奴ばかりだ・・・。

ラリーは予定通り6時に再スタート。

高知から八幡浜までは四国山中の舗装路中心のコースだ。こういう時、淡々と一般道を走るのは本当につらい。
眠気ざましに大声で歌を歌うが、何度もふうううーーという感じで意識がなくなりかける・・・。バイクが中央線の方
にフラーと寄って行く。コマ図を見落としたまま10km以上進んでしまい、引き返す・・・。

結局、八幡浜発のフェリーにも間に合わず、三崎港へ行くことになるのかと思ったが、オフィシャルの指示で
その次の臼杵行きフェリーに乗った。

フェリーではすぐさま爆睡。臼杵に到着した時には体中にけだるい疲労感が残るも、眠気の方はかなり取れ、
元気一杯九州へ上陸した。
夜のSSは無茶苦茶狭い林道。しかも霧で5m先が全く何もみえない状態だ。うっそうとした草木が生い茂る道を、
2本のワダチだけを頼りに走る。

SSの途中、何かが首に巻きついたと思うや、ご主人を残してアフリカ象だけが先に進んで行く。
いったい何があったのか一瞬分からなくなった。おーい、象さん、待ってくれーと言う内に象さんもぶっ倒れる。

上から垂れ下がっていたつるが首に巻きついて首吊りの刑になったみたいだ・・・。あまりスピードが出てなくて良かった。

アフリカ象は倒れ方が悪くて、狭い道を塞いだ上にタイヤを山側に向けているので、どうやっても自力では
引き起こせない状態になっていた。幸い、すぐ後ろの人が止まって手伝って頂いたおかげで、何とか引き起こしに
成功して再発進。その後は何とか無事にSSを走り終えた。

僕が最後尾なのか、すぐ後ろにSSERのスイーパー車がついている。フラフラ走っているので危ないと思っているの
かも知れない。何度か大丈夫か、このまま進めるかとの質問を受けるが、答えはもちろん「大丈夫」だ。
本当は今すぐに横になって寝たい所だが(笑)

何とかその日の内には(と言っても、23時頃だが)阿蘇のキャンプ地へ到着。
3日間徹夜でがんばった後のビールは本当にうまかった。
雨の中テントを張り、シュラフを広げて、泥のように眠った。
 

Reg10 5/5 Sun

この日は朝からとてもいい天気。

でも、朝のSSはドロドロだ。
おまけに、昼のSS地点ではエンデューロコースに迷い込んで脱出不可能に・・・。
故意じゃないので、競技は継続可ということに・・・(ありがとうございます)。
救出頂いた皆さん、すみませんでした。

という訳で、SSインはクローズされる5分前。
昼のSSは粘土質の滑りやすい坂が続く・・・。
やっぱり1時間近くかかってしまい、

SSを抜けた時点ですでに15時。
おまけに課長が、予定を変更して明日帰って来いと言っているので、
明日は鹿児島から横浜まで1300km自走しないといけない(爆笑)
今日だけは午前様になりたくないんだなあ・・・。
結局、SSを出た後、エマージェンシーを開封し、志布志へ直行。
20時頃、感動的グランドゴール!

でもゴールに到着すると、もう既に20台位到着しているじゃありませんか・・・。
ひえー、こいつらみんなバケモノかーーー?

○○日ぶりにフロに入って、ビール飲んで、もう本当に最高ーー。
でも佐多岬見たかったなあ・・・。

Reg11 5/6 Mon

閉会式には出ずに、朝6時30分ホテル出発。
鹿児島から横浜までは高速道路で移動・・・。
横浜着は、結局翌日午前1時30分でした。
遠かったー。

おしまい

 

追伸

後日、SSERから携帯電話に連絡が・・・。

「あのー、デジカメなくしませんでした?」

「ええ。帰宅してから見つからなくて・・・」

「そのデジカメここにありますよー」

という訳で、本当に色々とお世話になってしまいました。

−>SSER様

 

今度はもうちっと練習してから参加しますんで、

また参加させてね。